この大般若波羅蜜多経600巻は、大正14年に開巻式を行いそれより現在まで毎年3月、転読大般若会のご祈祷で大事に使用して参りました、しかし大般若経のいたみが目立ち、今回修復することになりました。
調べてみると、この大般若経を寄進頂いた方々は、田中光顕伯爵が主だって、檀信徒の皆様のお名前が為書きされております。中には、伊藤博文公爵の息子夫婦のものや、大正時代の静岡県知事、静岡県内務部長、静岡県警察部長など色々の方がご寄付頂き、現在も使わせて頂いていることに感謝し、これからも、お寺の宝として大切に守って参りたいと思います。